私は留学から最初の2か月間はホームステイを利用し、その間にシェアハウスを探すというプランで留学していました。
留学エージェントへの相談だけではわからない、ホームステイの真実を実体験を忖度抜きで語っていきます。
あくまでバンクーバーでのホームステイ先となりますので、他国のホームステイ状況とは異なる可能性がある旨、ご了承ください。
結論としては、社会人には全くお勧めできません。
目次
ホストファミリーについて
私の印象としては、ホストファミリーは西洋の家庭を想像しておりましたが、私のホストファミリーはフィリピン系カナダ人でした。
カナダは移民大国のためか、ホームステイ先として受けいれているのは、ほとんど東洋系のホストファミリーとなっています。留学先のクラスメイトにも確認しましたが、斡旋業者による偏りはありませんでした。
また、ホームファミリーはボランティア精神で行っているというより、ビジネス目的でやっているということが、移民の方が募集していることが多いことにも起因しているのでしょう。
もちろん、東洋・西洋どちらが良いかという話ではありませんが、事前にこのことを知っておくのも悪くないと思いますので記載させていただきました。
ハウスのルール
ハウスによってルールが様々ですが、私のハウスでは以下のようなルールがありました。
- シャワーは1回15分まで
- 朝食はセルフ(シリアルかパン)
- 洗濯は週に1度
- 冷蔵庫の利用はペットボトル1つまで
1つずつ実体験を元に解説していきます。
シャワーは1回15分まで
これに関しては普段の生活からその程度の利用なので全く気になりませんでした。
ただし、日本に比べて水圧が弱いのと、シャワーがホース式でなく固定されているため、日本でのシャワー利用時間×1.25~1.5倍を見ておくとよいかなと思います。
よほど髪が長くない限りは、かけ流しで15分シャワーを利用する方はいないかなと思いますし、おそらく慣れますのでここは注意する必要ないと思います
・・・ぶっちゃけ15分以上利用してもバレません。が、お湯をタンクで利用している家庭が多いので、次に利用する方のために15分以上使うのはやめておきましょう。
朝食はセルフ(シリアルかパン)
朝食はコーヒーのみで良いという体質のため、全く気になりませんでした。ホストファミリーが私がコーヒー好きと知ってからは、インスタントでなく、毎日コーヒーメーカーで作られたコーヒーが用意されていました。
朝ご飯を食べるよりも低コストで抑えられるので、ハウスとしてもありがたいと思ったのかもわかりませんが、私としてもめっちゃありがたかったです(笑)
ちなみに私のハウスでは朝食も夕食も、ホストファミリーと食事したことは一度もありません。朝食は自分で家にあるものから選択して準備しますし、夕食は冷蔵庫に作られたものをチンして食べるスタイルでした。
ホストファミリーと仲が悪かったのではなく、みんなの生活が合わないからです。マレーシアからきている留学生とは夕食で一緒になることがあり、その方とはよく話をしていました。
洗濯は週に一度
週に1回の洗濯というのは頭をよぎっており、8日分の衣類をスーツケースに入れて出発したんですが、その家庭には乾燥機がなく、乾くまでのリードタイムで9~10日分の衣類が必要となってしまいました。
カナダは外観を損ねるって理由で外干しが禁止されているので、基本的に部屋干しになります。洗剤や柔軟剤を個人で選べるものでもないので、部屋干し後の嫌な臭いが洋服についているのですごく辛かったです。
冷蔵庫の利用はペットボトル1つまで
これ、マジふざけんな!って思うルールでしたね。周りに聞いてもこんなルールがあるのは私だけでした。冬の間だったのでそこまで水分が必要なかったのが幸いでしたが、夏場なら最悪ですね。
こちらについて、なんでなのかをホストファミリーへ問い詰めましたが、論理的な回答は得られなかったので、あきらめました・・・。
良かった点
特にありません。
ホームステイのほうが英語で話す機会が増えるなんて言われているようですが、そもそもホストファミリーと会話ができるような人は学校や外でも英語で会話できる友達なんていくらでもできます。
なので英語で話す機会が増えるというのは、シェアハウスに日本人と一緒に暮らす場合と比較しての話になると思います。
悪かった点
特記するような悪かった点は2点です。
- ごはんが口に合わない
- 学校までが遠い
こちらについてもそれぞれ記載していきます。
ごはんが口に合わない
作ってもらうもの、できあいのもの、とにかくほとんどが口に合わない。
基本的に食にこだわりないほうだと思っていたのですが、今までおいしいものだけを食べてきていたんだと気付かされました(笑)
食事を変えてほしいとかいろいろ注文はしましたが、すべてが叶うことはもちろんなく、無理して食べてましたが、残すことも多かったです。2か月後には体重が2キロ減っていました(笑)
学校までが遠い
これは完全に斡旋業者が悪いのですが、学校へ通える距離の定義がガバガバ過ぎー!
ストレスのない通学圏内って30~40分程度だと思っていたんですが、ドア2ドアで1時間強かかる立地でした。バス+スカイトレインどちらも利用しないといけない場所だったのでさらにしんどかったです。
もっと不幸な方は片道1時間30分かかるとおっしゃっていました。それを聞いたら私はまだ恵まれているんだと思いました。何を不幸比べしてんだって話ですが(笑)
語学学校はダウンタウンにあることが多く、またダウンタウンではビジネスとしてホームファミリーとなる方がいないため、ほぼ確実に学校から近いところでホームステイはできないと考えたほうが良いでしょう。
つまり・・・費用対効果が見合わない!
ホームステイは日本で業者を利用すると1月(4週間)で10万くらいします。一方、シェアハウスであれば、同じような立地であれば家賃+食費を払っても十分にお釣りが来ます。
ホームステイはホテルや民宿と違い、居候をさせていただいているだけです。特にサービスが受けられるわけではないので、10万は高いですね。6万くらいでホームステイできるのであれば、選択肢として有りだと思います。
友人の中にはホームステイがとても快適で、宿主に直接契約することで$600で契約できたと言っていた方もいたので、業者のマージンえげつねぇと思いました(笑)
〆
私は一人暮らしが長いためか、ホームステイは結構ストレスでした。不満だらけの感想であるため、ホストファミリーと仲が悪かっただけでは?と疑問に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、ホームから引っ越し後にクリスマスパーティに呼ばれるくらいには仲良かったです。
ホストファミリーとの仲の良さは度外視して、評価をした結果、こんな感じになりました。
事前にシェアハウスを抑えておくか、ホームステイ期間は最低限にしてすぐにシェアハウスを探しましょう!